防御壁のような呪い(2023.10.6)

嘘みたいな酷暑が過ぎ、今や寒さに震えるようになりました。季節の移り変わり、早い。本当に、過ごしやすい時期は儚く過ぎ去ってしまった。

今は、この寒さに早く順応しなければと思っています。
「順応」って書くと寒さを受け入れた感じあるけど、全然そんなことない。毎年冬風に悪態ついている。

受け入れられないけど、「そんなもんだ」と思って我慢をしています。
じゃないと辛すぎるから。耐えられないから。
人から見たら受け入れてるように見えるかもしれないけど、そんなことはない。


思い返せば、今までの人生「受け入れる」がなかなかできていないな。
心の中にはずっと「そんなもんだ」という心の防御壁があって、それが私を守ってくれている。


でも、それはただの防御壁じゃない。

「そんなもんだ」は一種の呪いだ。
状況を打破しようとする気持ちの芽を摘んでしまう。そんな。

今までいろんな理不尽を体験してきました。
主に家庭環境で。

逃げられない理不尽から身を守るため、「そんなもんだ」と言い聞かせてきた。

今思うと、もう少し理不尽と戦ってみてもよかったんじゃないかな。
その力を奪ったのは私に降りかかった理不尽かもしれないけど、自分自身でもある。


「そんなもんだ」の呪いは今も私を蝕み続けている
「そんなもんだ」と自分に言い聞かせて自分を納得させようとしている。
逃げようとしている。

 

自分の人生は自分のものであり、勝手に作り出した呪いのものではないから。

呪いと戦う力を持ち続けなきゃいけないよ。